✨ AI店探訪ショートレビュー
台北で米干を食べたいからといって、必ずしも桃園の忠貞新村まで一気に向かう必要はありません。猓玀苑は米干、米線、ババスー、揚げ豚皮、破酥包を興安街へ運び、若々しい店構えで雲南系眷村の味を語ります。配信者の鳥屎とFickが共同経営し、料理をインフルエンサーの話題づくりに仕立てるのではなく、二人になじみのある故郷の味を台北へ戻すことが主眼。初めてなら、米干と揚げ豚皮から入るのがいちばん分かりやすいでしょう。


● 米干
米干は一般的な麺ではなく、平たい米麺とも完全には同じではありません。なめらかで弾力があり、米製品特有の噛みごたえも少し残ります。スープには肉、溶き卵、高菜漬け、トマト肉味噌が入り、塩辛さ一辺倒ではありません。まず元のスープを飲み、好みでチリソースを足せば、前後で二つの層を楽しめます。

● ココナッツミルク
圧倒されるほど濃厚なタイプではなく、ミルク感がココナッツの香りをやわらげて飲みやすい一杯。米干や濃い味の小皿を少し落ち着かせてもくれます。ココナッツが苦手でも、名前を見ただけで降参せず、まず数口試してから決めてみてください。

● 揚げ豚皮
揚げ豚皮はそのままならサクサクで、油っぽさは目立ちません。おやつ感覚で食べると危険で、おしゃべりするうちにいつの間にか空になります。米干のスープに入れる別の食べ方も。汁を吸うと外はやわらかく、中には食感が残り、チップスから汁気のある具へ変化。一皿で二通り遊べます。

● おばあちゃんの蒸し肉
豆腐、ひき肉、卵をなめらかに蒸し上げた、味つけ穏やかで家庭的なひと皿。先にサクサクの揚げ物や辛めの料理を頼んでいたなら、ちょうど流れを落ち着かせてくれます。主張は強くなくても、大勢で分けるのにぴったりです。

● 破酥包
破酥包の皮は一層ずつほろりとほどけ、中の餡は甘くても最後まで甘さ一辺倒ではありません。大きさも満腹感もしっかりあるので、最初から胃に余裕を残しておきましょう。主食と揚げ豚皮を食べ終えてから出てくると、食卓の最終ステージとは何かを突然理解します。

初訪問では米干を主食にし、揚げ豚皮、おばあちゃんの蒸し肉、破酥包をひとつ加えてみてください。人数が多ければ、米線やババスーなど別の食感も試せます。量には存在感があるので、まず一巡だけ頼み、足りなければ追加するほうが、初めからメニュー全部をテーブルへ運ぶより安全です。
- 場所:台北市中山區興安街40號、南京復興と松江南京の間。
- ジャンル:忠貞新村を背景に持つ雲南系眷村料理。
- 特徴:米干、揚げ豚皮、蒸し肉、破酥包で、異なる米の食感と家庭の小皿を一度に楽しめます。
- おすすめ:台北では珍しい米干を試したい人、友人と料理を分けたい人、普通の麺店に飽きた人。
📌 編集部まとめ
猓玀苑の面白さは、忠貞新村でおなじみの米干と雲南系眷村のおやつを、台北の日常へ置いたこと。米干で食感を知り、揚げ豚皮で自制心を失い、おばあちゃんの蒸し肉と破酥包が家庭感を完成させます。空間は広くありませんが、味には確かな出どころがあります。きれいな言葉を並べることより、ずっと大切です。