善導寺の路地で行列する弁当
小李便當店は台北市中正区済南路二段の路地にあり、善導寺駅から歩いてすぐです。店構えは控えめで路地口にも案内がありますが、昼になると看板より行列が目立ちます。人気を集めるのは、細長い鶏ささみフライをたっぷり載せ、白飯と多彩な家庭料理の副菜を合わせた小雞飯。量感が率直に伝わります。鶏ももフライ、排骨、魚などもありますが、香ばしい衣と柔らかな肉を備えた小雞飯が店の個性を最もよく表します。

小雞飯
小雞飯の主役は細長く切った鶏ささみフライ。細かく粒立つ香ばしい衣をまとい、白飯の上にたっぷりと敷き詰められます。外側には昔ながらの台湾式塩揚げの香りと歯切れがあり、中は鶏胸肉のしっかりした繊維を感じつつ適度に柔らかく、乾いた硬さだけにはなりません。鶏肉自体に明瞭な塩気とうま味があり、白飯と食べるとより均衡します。家庭的な野菜や副菜が香ばしさ、柔らかさ、爽やかさを交互に運び、初訪問で店の持ち味をつかみやすい一品です。

炸雞腿飯
大きな鶏もも一本をご飯に載せ、皮を濃いきつね色に揚げて塩揚げの香りをまとわせます。切ると肉には水分が残り、香ばしい皮と柔らかな肉が鮮明に対照します。ささみより肉厚で、骨際は香りも濃く、肉を大きく頬張りたい人向き。白飯と炒め野菜が油のコクを受け止め、単調になりません。名物のささみが密な衣と食べやすさを狙うのに対し、こちらは丸ごとの鶏ももの厚みと多汁感が持ち味です。

テイクアウト専門なので、受取後に食べる場所を決めてください。昼は客が集中するため、並びながら小雞飯か炸雞腿飯かを決め、順番が来たら副菜を選びます。通路は狭く、選び終えたら外で待ちましょう。副菜は当日の仕込みで変わり、特定の料理が常にあるとは限りません。代表的な味なら、まず小雞飯が最も直接的です。
- 場所:台北市中正区済南路二段3之2号
- 交通:MRT善導寺駅から徒歩圏内
- ジャンル:路地裏のテイクアウト弁当店
- 注意:店内飲食の席はなく、昼は行列ができやすい
編集部まとめ
小李便當店の魅力は明快です。主菜の量感が目を引き、揚げ加減がはっきりし、副菜は親しみある家庭料理のテンポを守ります。小雞飯は細長い鶏ささみで密な香ばしさを、炸雞腿飯は厚み、多汁感、丸ごとの肉らしさで違いを出します。狭い店と持ち帰りの流れにゆったりした空気はありませんが、昼に素早く弁当を買う都市の日常が残っています。善導寺や済南路周辺で、満腹になれて主菜の存在感が強い弁当を探すなら、個性のはっきりした一軒です。