✨ AI食べ歩きショートレビュー
1956年創業の周記肉粥店は、廣州街で七十年近く続く台湾式朝食の老舗。店名は肉粥だが、干しエビとフライドエシャロットの香る肉粥(豚肉入り米スープ)に、揚げ紅焼肉と数皿の台湾式切りものを合わせてこそ完成する。紅焼肉が香ばしさを担い、燻製サメ、コウイカ、タケノコが味を切り替える。一卓で食べれば昔の萬華のリズムになる。おじさんが粥一杯だけで帰るなら、映画の冒頭を見て終わったと言うようなものだ。


● 揚げ紅焼肉
外側は香ばしく揚がり、中はやわらかいまま。脂身と赤身の比率があるため、乾いた繊維一色にならない。運ばれた直後の数切れが最も魅力的だが、量とともに脂も積み重なる。一皿をおやつのように攻めず、肉粥(豚肉入り米スープ)、タケノコ、コウイカを挟めば、「香ばしい」を「重い」に変えずに済む。

● 肉粥(豚肉入り米スープ)
濃い糊状の粥ではなく、米粒を残した汁かけご飯に近い。骨だし、干しエビ、フライドエシャロットの昔ながらの香りがある。単独では軽く、揚げ紅焼肉や台湾式切りものと合わせると塩気と脂をちょうど受け止める。濃さで目立たずに一卓の軸となり、すべての小菜を食べ進めやすくする。

● 燻製サメ
燻製サメには煙の香りと弾力があり、ゼラチン質で乾かず、揚げものほど重くない。揚げ紅焼肉の後に食べれば舌の方向が変わる。たれは自分の好みに合わせ少量を。台湾式切りものが好きなら、こういう出しゃばらない皿こそゆっくり箸を伸ばしたくなる。

● 鶏肉
鶏肉は口で溶けるやわらかさではなく、噛み応えのある昔ながらの方向で、味付けも比較的すっきり。肉粥(豚肉入り米スープ)やたれと合わせれば、揚げものと海の味が並ぶ卓に別の肉質を加える。やわらかな鶏が好きなら最優先ではないが、昔の切りものの食感が好きなら親しみ深い。

● コウイカ
コウイカは歯切れよく弾み、うま味が直接的。揚げ紅焼肉のような脂の負担がなく、比較的軽い安全牌だ。肉粥(豚肉入り米スープ)と合わせても汁の味を奪わず、鶏肉と燻製サメの間に異なる噛み心地を補う。切りものを肉だけにせず、コウイカを一皿入れれば後半がずっと楽になる。

● タケノコ
やわらかくほのかに甘いタケノコは味付けこそ簡素だが、揚げ紅焼肉と各種切りものの間に重要な休憩をつくる。中盤に数口食べれば口の脂が収まり、肉粥(豚肉入り米スープ)も再び明確に味わえる。若い頃のおじさんは野菜が胃を占領すると思っていたが、今は分かる。なければ肉が全員で勘定を取り立てに来る。

初めてなら揚げ紅焼肉と肉粥(豚肉入り米スープ)を中心に、燻製サメ、コウイカ、鶏肉から一、二皿選び、最後にタケノコで均衡を取る。二〜四人で分けると台湾式切りものの楽しさが最もよく分かり、頼みすぎにもなりにくい。
- 場所:臺北市萬華區廣州街104號。龍山寺駅(龍山寺站)3番出口から徒歩約3分で、剝皮寮歴史街区の正面。
- ジャンル:肉粥(豚肉入り米スープ)、揚げ紅焼肉、台湾式切りもの。
- 特徴:1956年創業。肉粥(豚肉入り米スープ)と揚げ紅焼肉が定番の組み合わせで、小菜を選べば一卓が完成する。
- おすすめの人:昔ながらの萬華の朝食を求める人、台湾式切りものを皆で分けたい人、龍山寺と剝皮寮を巡る人。
📌 編集部まとめ
周記肉粥店で食べるのは粥一杯ではなく、七十年近く残った組み合わせだ。揚げ紅焼肉が香ばしさと量を担い、肉粥(豚肉入り米スープ)が味を受け、燻製サメ、コウイカ、タケノコがリズムを変える。看板だけを追わず一卓に整える方が、萬華の老舗の意味をよく味わえる。