✨ AI食べ歩きショートレビュー
新莊・思源路の宏匯 i-Tower 38階にあるおまかせ鉄板焼きで、饗賓集團の新ブランド。現在は10品、12品、13品の高層階コースを中心に、予約制のプライベートシェフコースも用意されています。空間はかなり「特別な一夜」を意識したつくりで、グラデーションの赤レンガ回廊、P.Sevenのレザー系フレグランス、大きな窓から望む台北の夜景まで、設備も雰囲気も一段上。高級路線ではありますが、シェフは気さくに話してくれて、気取って近寄りがたい空気はありません。特徴的なのは、鉄板焼きを食べ終えたあとデザートエリアへ移動して甘味を楽しむこと。全体の流れは長めで、ただお腹を満たす以上に、空間と儀式感まで味わうタイプの店です。
● 生食用ホタテ
生食用ホタテは表面を黄金色に焼き、中心には半生のやわらかさと水分を残します。肉厚のホタテに馬糞ウニ、キャビア、大葉を挟み、焼き海苔を合わせる構成。最初にホタテの甘み、その後にウニの濃厚さ、キャビアの塩気を帯びた旨味、大葉の爽やかな香りが重なります。設計どおり海苔で包んで一口で食べると、やわらかさ、なめらかさ、鮮味の弾け方、海苔のパリッと感を同じ一口にまとめられます。

● 活アワビ
活アワビは南アフリカ産を使い、鉄板で加熱して食べやすい厚さにカット。それでも弾力と噛み応えはしっかり残ります。ブランデー入りのアワビ肝昆布ソースは濃厚で、肝の深い磯の風味にほのかな酒香が重なり、アワビの表面に絡んで噛むほど旨味が増していきます。最初の一口はソースを少なめにしてアワビ自体の弾力を感じ、その後の身をソースに合わせると、味が澄んだ方向から濃厚な方向へ変化します。

● 活ロブスター
活ロブスターは半身に割った状態で提供され、身は締まって肉厚。噛むとはっきりした弾力がありながら、ジューシーさと甘みも残っています。ロブスターの頭から取った味噌と玉ねぎのソースは、甲殻類の旨味と玉ねぎの甘さを凝縮。身と合わせると鮮味がさらに集まります。主な身はシェフが食べやすく処理してあるので、殻に沿って大きな塊を取り出せます。まずはそのまま、次にソースを少量つけると、ロブスターの身の甘さと味噌の濃い海の香りを比べやすくなります。

● A5和牛リブアイ
A5和牛リブアイはミディアムに焼き、表面には薄く香ばしい焼き目をつけながら、中には肉汁と豊かな脂を閉じ込めています。口当たりはやわらかく、温度が下がるにつれて牛脂の香りがゆっくり広がります。トリュフのマッシュポテトはなめらかさと土の香りを、ガーリックバターとガーリックチップは濃い香りを加え、海塩は肉の甘みをよりはっきり引き出します。付け合わせを全部重ねる必要はなく、少しずつ別々に合わせて、自分の好きな重心を探すのがおすすめです。

予約時に10品、12品、13品のコースから選び、アレルギー、牛肉、生もの、アルコールに関する希望を伝えましょう。着席後は濃いソースを調整してもらうこともできます。席を移してのデザートまで含め、食事時間は十分に確保を。駐車料金の割引はなく、窓際席も当日の配置次第です。
- 場所:新莊區思源路555號38樓。新北產業園區駅から徒歩約5分。
- タイプ:高層階のおまかせ鉄板料理とコースデザート。
- 特徴:饗賓ブランド、38階の景観、カウンター越しのやり取り、席を移して楽しむデザート。
- おすすめ:デート、記念日、誕生日、三時間かけてゆっくり食事を楽しめる人。
📌 編集部まとめ
大叔にとって「旨醞」が売っているのは鉄板焼きだけではなく、洗練されたデートの儀式そのもの。高層階の夜景が与える視覚的なインパクト、店内に漂うこだわりのレザーフレグランス、シェフの流れるような調理まで、食事全体の起承転結はかなりよくできています。通常コースはNT$1,980からで、さらに一割のサービス料がかかるため安くはありません。それでも年末に自分をしっかりねぎらいたいときや、夜景を眺めながら急がず一食を楽しみたいときには、空間と細部まで含めて十分選ぶ理由があります。