台北駅のおすすめ親子丼|雞三和 微風台北車站店(Tori Sanwa Breeze Taipei Station):名古屋の百年老舗が台湾へ、とろとろ半熟卵に本当に癒やされた
社会人になったばかりのOLとして、「百年老舗」という言葉にはなぜか畏れを抱いてしまいます。
だって私は勤続一年でも十分頑張ったと思うのに、こちらは創業から120年以上です。
その勤続年数を見せられたら、上司だって立ち上がって拍手するはず。
今回訪れたのは、日本の名古屋から来た親子丼の名店――雞三和。
雞三和は、鶏惣菜と親子丼で知られる名古屋の老舗。日本に多くの店舗を持ち、今では台北でも味わえます。現在、台北には雞三和 微風信義店と雞三和 微風台北駅店があり、台北駅(台北車站・Taipei Main)をよく利用する人には便利な選択肢です。
今回は「名古屋の百年老舗って、いったいどれほどすごいの?」という好奇心を抱えてやって来ました。
ところがひと口食べた瞬間、心の中ではいきなり日本ドラマのエンディング曲が流れ始めました。
雞三和の台北店舗:台北駅でも名古屋の親子丼を
雞三和は日本の名古屋発で、鶏惣菜と親子丼で知られる老舗です。
一番ひかれたのは、長年受け継いだ味と、日本から持ち込んだ秘伝のたれを掲げていること。
普段は熱々のご飯を一杯食べたいだけの私でも、「秘伝のたれ」と聞けば期待値が勝手に上がります。
現在、台北で食べられる雞三和の店舗は、微風信義と微風台北駅。
清潔で快適。席数は少なめでも窮屈さのない空間

雞三和は席数こそ特別多くありませんが、空間の使い方はなかなか良いと思いました。
テーブルも店内も全体的に清潔で、心地よく食事ができます。席に着くとまずお茶が運ばれ、ティッシュは隣の台から自分で取ります。
店内飲食には10%のサービス料がかかりますが、テイクアウトにはかかりません。
サービス料があるぶん、着席時にはお茶が一杯。新人OLとしては、「よし、今日は少しお世話してもらえた」という気分です。
メニュー人気第一位:やっぱり親子丼

雞三和に来たら、絶対に外せないのはもちろん親子丼。
メニューの売上第一位もこれです。
せっかく名古屋の百年老舗に来たのだから、迷う演技はやめて、素直に看板料理を注文しました。
親子丼は簡単そうに見えて、実は細部がものをいう料理。
卵はやわらかく、たれは適量、鶏肉は乾かず、ご飯もたれでべちゃべちゃにしてはいけません。
要するに、素朴に見えて実は失敗しやすい一杯です。
でも雞三和の一杯は、大事なところをきちんと押さえています。
心ほどける半熟卵。そっと揺れるだけでこちらもとろける
親子丼が届くと、真っ先に目を奪われたのは半熟卵の層でした。
器を少し揺らすと卵もぷるぷる揺れ、見るからにとろとろです。
その光景には本当に癒やされます。仕事の日に突然現れた小さな奇跡のよう。
卵がご飯と鶏肉を覆い、固く乾くまで火を通さず、とろりとしたやわらかさを残しています。
口に入れれば、卵のやわらかさがたれとすっと溶け合います。
この瞬間、頭の中にグルメ番組のナレーションが勝手に登場。
「これは普通の親子丼ではない。卵とご飯の優しい和解である」
大げさなのは自覚しています。でも、この半熟卵なら仕方ありません。
甘くまろやかな秘伝のたれが米粒一つひとつを包む
雞三和のたれは甘めの和風味で、塩気もちょうどよく調整されています。
塩辛すぎず、甘すぎてくどくもありません。
何より、たれの量が絶妙で、ご飯全体が汁かけ飯になりません。
米粒の一つひとつにたれが絡みながら、ご飯らしい食感はきちんと残ります。
ここはとても大切だと思います。
親子丼はたれが多すぎると、最後にはべちゃべちゃのご飯を食べることになりがちです。
でも雞三和はちょうどよいしっとり感で、卵、ご飯、鶏肉が一体になります。
ひとすくいすれば、卵、たれ、米の香りが重なり、全体がすっと馴染みます。
やわらかく旨みのある鶏肉、量にも満足
主役の一つである鶏肉も、なかなかの出来です。
やわらかく旨みがあり、煮すぎてぱさぱさした退屈な肉ではありません。
量も十分で、ご飯と食べるどのひと口にも存在感があります。
親子丼は後半に単調になるかもと思っていましたが、この一杯は違いました。
卵のとろみ、たれの甘み、鶏肉の旨みが重なり、最初から最後まで滑らかに食べ進められます。
特に仕事帰りにこんな熱々の丼を食べると、本当に慰められた気分になります。
激しく心を揺さぶる感動ではなく、日常的で優しい満足です。
新人OLの感想:台北駅で安定感のある和風親子丼なら、候補に入れてよし
総合すると、雞三和の親子丼には確かな強みがあります。
派手さで勝負するのでも、具材を山積みにして見映えを作るのでもありません。
親子丼をぶれずに仕上げることこそ、この店のすごさです。
半熟卵はとろとろ、秘伝のたれは甘くまろやか、鶏肉はやわらかく量も十分。一杯を通して食べやすく飽きず、日本の老舗らしい安定感があります。
台北駅や信義エリアの近くで、シンプルでも上質な和風丼を食べたいなら、雞三和を候補に入れてもよいでしょう。
特に半熟卵、和風の甘いたれ、熱々の親子丼が好きな人なら、きっと口に合うはずです。
新人OLのひと言
社会人になったばかりの私たちは、思い立って名古屋へ飛べるわけでも、毎晩ドラマのヒロインのような夕食をとれるわけでもありません。
それでも台北駅で半熟卵の親子丼を一杯頼み、甘いたれ、やわらかな鶏肉、熱々のご飯に慰めてもらえば、一日忙しく働いた新人生活にも、優しさと元気が戻ってきます。